JIS性能試験検査 その2
2021.11.15

こんにちは!

さて、前回のブログの続きになります
今回の検査の最大の難所と言われている「水密試験」です
圧力差500paの水を10分間吹き付けて枠外にしずくの1滴でも
付いたら不合格という非常にシビアな試験です
(枠内に溜まるなどの状態は水密性能として問題ないのでOKです(豆知識)
圧力が掛かった水が絶えず試験体にかけ続けられます
4~5分してくると召し合わせの下部や障子の下部のあたりからじわりと
にじみ出てきます(試験的にOK)

うっわぁ~~ 大丈夫かな…と心配になる時の10分間の長いこと!
10分が2倍にも3倍にも感じました

…結果「合格!」
やった~~!!!最大の難関をクリアできてホッとしました
検査は合格でしたが、我々が想定していた部分以外の所からも
じんわりと水かにじみ出てきている箇所があり
製品にかけてはプロフェッショナルと自負している我々でも
想定していない部分からのにじみを見て
早速弊社社員のみんなが製作の手法について討議していた姿を見て
ウチの社員さんはやるなぁ!と感心することしきりでした(^^)

そしてお次は耐風圧検査です

サッシの外側から2400Paの圧力を加えて(加圧)
框の変異や戸の外れ、開閉異常が無いかを確認します

なかなかどえらい圧力がサッシに掛けられ続けます
少しハラハラしましたがこれも難なくクリア

次は戸先框の強さの確認です
框の戸先に50Nの重りを付けて面内・面外に規定値以下の範囲で
たわみが収まるかの試験です
これも難なくクリアすることが出来ました

残るは開閉繰り返し試験ですがこれは障子を30000回開閉を繰り返して
開閉に異常が無く、使用上支障が無いことが合格条件となります
30000回も開閉を繰り返すため数日間を要する検査となってしまうため
立ち合いはせずに後日結果を受け取ることとなりました

検査から1週間ほどして中央試験所から検査結果がまとめて送られてきました
結果全て「合格」!
これで製品の性能試験はクリアすることが出来ました
あとは書類関係を精査していただくのを待つのみとなりました

JIS認証取得に本格的に動き出して約1年余り
全く白紙の状態からここまでたどり着けたのはひとえに弊社社員の
皆さんの努力の賜物です
ホントに素晴らしい社員さんたちに囲まれてうちは幸せな
会社だなぁと改めて実感した次第でした

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